気の向くままに車を走らせると、思いがけない絶景や素敵な出会いに心躍る瞬間がいくつもあります。
今回は、ドライブ大好きな筆者によるおすすめドライブルート(海外)を、おもひで写真とともにまとめてみます。
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目次
荒野を突っ切る一本道「フォレスト・ガンプ・ポイント」

ユタ州国道163号線にあるフォレスト・ガンプ・ポイント
アメリカ・ユタ州にある「フォレスト・ガンプ・ポイント」。フォレスト・ガンプ・ヒルとも言われます。
1994年公開のトム・ハンクス主演映画「フォレスト・ガンプ」に登場したことで一躍脚光を浴びたスポットですね。
荒野を切り裂く一本道。このフォトジェニックっぷり、たまりません。遠くに霞むメサやビュートがモニュメント・バレー。ナバホ族の聖地でもあります。
アメリカだぜー、はるばるここまでやってきたぜー、ワイルドだぜー、爽快だぜー。
ちなみにこの国道163号線、個人的には東から西へ車を走らせるのがオススメです。
何もない荒野をひたすら走っていると、遠くにモニュメントバレーが見えてくるんです。このワクワク感が好き。

国道163号線をひた走るスクールバス。荒野が通学路って素敵。
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所在地:US-163 Scenic, Mexican Hat, UT 84531
黒と青の爽快なコントラスト「チェーン・オブ・クレーターズ・ロード」

Chain of Craters RDから。溶岩が海へ流れ込んだ軌跡がくっきりと。
ハワイ島「ハワイ火山国立公園」から海に向かって伸びる観光道路、「チェーン・オブ・クレーターズ・ロード」。
ハワイ島はどこを走っていてもすぐそばに海を感じられるんですよね。青く深くきらめいて、存在感がものすごい。中でもこの道はその圧倒的な力強さを堪能できると思います。
道の終着点では、固まった溶岩流の上を歩く事も。

火山の威力をまざまざと見せつけられる。一面の大海原はまさに絶景。
ハワイ島へは何度か訪れていますが、そのたびにこの道は必ず走ります。この爽快感は何度でも体感したい。
所在地:Hawaii Volcanoes National Park, HI 96718
どこまでも広がる牧草地が心地いい「コハラ・マウンテン・ロード」

広大な牧草地の向こうにかすむ海の青。なんとも言えず爽快な景色。
ハワイ島からお気に入りのドライブコースをもう一つ。州道250号線(wikiの解説)、通称「コハラ・マウンテン・ロード」です。
ハワイ島の北側にあるコハラ山地を伸びる道路。ハヴィの町やポロル渓谷への通り道ではありますが、思いがけない絶景が広がっているので何だか得した気分になります。
青々とした緑の牧草地の向こうに遠くの海が見渡せて、なんとも清々しい光景。(ただし季節によっては枯れ草の場合もあるようです。)IZのハワイアンでも流しながら、のんびり走りたいところですね。
ちなみに、250号線を北へ抜けて東へ行くとポロル渓谷。ここもまた人気展望スポットですが、駐車スペースがほとんどないのが残念。

ポロル渓谷から太平洋を望む。
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見渡す限りの大荒野・モニュメントバレー「バレードライブ」
モニュメントバレーを縫うように走る、全長約27kmのオフロード「バレードライブ」。

白く伸びているのがバレードライブ。どこを見渡しても絶景が続く。
見渡す限り大荒野。ところどころ展望ポイントが設定されているものの、正直言ってルートのすべてが絶景です。
コバルトブルーの空、白い雲、赤い大地、乾いた風。聞こえるのは風の音と、タイヤが石を転がす音だけ。人間という生き物はかくも小さいのか、という事をしみじみ感じさせてくれる場所。日常が些末に感じるとともに、日々の悩み事が風に溶けていくような気すらします。
ちなみに終始オフロードなので四駆が推奨されていますが、セダンでもまったく問題なく走行できました。
バレードライブを走る時には、ステレオもラジオも全部切って、大地の音だけに耳を澄ませるのが至高だと思います。
バレードライブを走る!
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アメリカは名も無き道も最高にクレイジー

岩を強引に切り裂いて作られた道。アメリカってクレイジー。
ユタ州のナチュラルブリッジズ国定公園へ向かう道すがら、不意に遭遇してめちゃくちゃ興奮したのがこちら。州道95号線です。岩がむりくり切り裂かれています。発想がシンプル。さすがアメリカ。
アメリカ南西部のドライブは、次の目的地まで一本道をひたすら数時間走ることになりがちなのだけど、それでも時々こういう目の覚めるようなクレイジーロードに差しかかったりするので、全然飽きません。名も無き道すら侮れないアメリカ、底抜けのパワーを感じます。

木々を縫って走るネコバスの気分。
写真のポイントはだいたいこの辺り。
ちなみに、ナチュラルブリッジズ国定公園では橋状に浸食した奇岩をたくさん見ることができます。

ナチュラルブリッジズ国定公園には、侵食して橋状になった岩々が。
近くのブランディングという町に1泊したのですが、小さくて素朴で出会う人みんなが優しくて、特別な事は何もしなかったけど何だかほんわかした思い出が残っています。
ユタ州では恐竜の化石がたくさん出土しているようで、このブランディングにも恐竜博物館がありました(訪問はしていないが)。
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時間に縛られない自由気ままなドライブは、旅ごころをいっそう盛り上げてくれますよね。
日本人観光客で溢れるオアフ島でさえ、ワイキキを少し離れて車を走らせれば一気に旅情が高まります。

オアフ島州道72号線。マカプウ展望台の辺り。下り坂の向こうは海。
安全運転に気をつけて、気ままなドライブ旅を楽しみましょう!
(おわり)