オアフにも素敵なビュースポットはいろいろあるけれど、パノラミックで壮大な景色を堪能したいなら、やはり離島であります。
とりわけ「絶景」とくれば、諸島一の面積を誇るハワイ島や手付かずの自然が残るカウアイ島がそのイメージだけど、いやはやマウイ島にもありますぜ、大絶景。
マウイ島最高峰のハレアカラ山です。
ちなみに、ハレアカラ(標高3,055m)と並んで人気のハワイ島マウナケア山(標高4,207m)は、富士山(標高3,776m)より高いこともあって個人で頂上へ行くのは危険だったりします。(特にサンセット、サンライズ鑑賞はツアー参加が一般的)
一方、ハレアカラは自力でさくっと頂上まで行けるので、その点マウナケアより気楽。(2016年9月訪問)
なお、ハレアカラ山頂からのサンライズ鑑賞(午前3時から朝7時の間にハレアカラ国立公園に入場)については、2017年2月1日より予約が必要になったようです。車1台につき1.5ドル。また予約者本人の身分証と予約時の領収書を提示する必要があるそうです。予約はオンラインで可。
(記事: ハレアカラ国立公園からサンライズ・ウォッチングをご計画の皆様へ)
予約が面倒な方はいっそツアーもありですね。
ハレアカラ山頂 日の出鑑賞ツアー<午前/英語ガイド/朝食付> - VELTRA
日中のハレアカラは白の世界
まずは明るい時間のハレアカラへ。
ハレアカラ一帯はアメリカの国立公園にもなっています。
車で行くと1台につき入場料25ドル。高くない?
と思ったのだけど、どうやら3日間有効らしい。や、1日でいいから1/3の価格にしてくれないかな。1枚買ったら1枚無料で付いてくるピザ的なもやもや。
てか、これが高いと思うのは基本1人だからだよな。
2、3人いたら単純に割り勘できるものな。しゅん…。
とりあえずもったいないので、3日間通ってやりました。
なお、ゲストハウスなんかに宿泊すると、期限の余った入場チケットを譲ってくれる人がいたりなんかして、ありがたかったりする。
さて。料金を払ったら「クレーター・ロード」という、いかにもな山道を通って車で頂上まで上っていきます。
節目節目に展望スポットがあって、これまた爽快。
眺めていると雲が流れ込んできて、あれよあれよのうちに雲海と化しました。
駐車場は天空に浮かぶ島
そして、ビジターセンターに到着。
3,000m級の山の上まで車で来れてしまうという。よっ、米国。
しかしこの光景よ。ラピュタなのか。
付近には銀剣草もたくさん。
花が咲いているとレアらしい。
天文台も。
遠くには、お隣のハワイ島が霞んでいました。
トレッキングコースもたくさんあったのだけど、標高3,000mでトレッキングとかやったことないし。ひーこら言うに決まってるし。やめときました。
いや、でも次回はぜひチャレンジしたい。ちょうど今三浦雄一郎さんをテレビで見たばっかりで、なんかやれる気がしてきた。
次回ぜひ。
夜明けのハレアカラは朱の世界
サンライズを見るため、夜明け前に再訪。
確かその時はラハイナに泊まっていたので、深夜1時か1時半ぐらいに出発して、明け方5時前ぐらいに到着したのだったかと。
国立公園のウェブサイトによると、ビジターセンターの解放時間はざくっと「Sunrise to noon」と書いてあるので、まあ、しかるべき時刻には空いているのでしょう。
サンライズを見る際は、ビジターセンターをさらにちょっと上がったところにある駐車場を利用します。
丘の上に観賞用の小さなブースがあるので、ここで太陽待ち。
たくさん人が集まってきました。
ブースの外はめちゃくちゃ寒い。風びょーびょー。
マウナケア山頂では昭和基地かっていう冬装備で挑んだ(それでも若干寒かった)のだけど、「ハレアカラは若干標高低いし、そこまでしなくていいよね」と思ったのですよ。
いや、甘かった。それでもダウンジャケットは着ていたのだけどね。
凍えました。
遠くの地平線が白みはじめ。
太陽が生まれました。
燃えるような赤と言うけれど、事実太陽は燃えているのです。
赤い。そして暖かい。一面を照らし始めた朱色の光が、ほのかに熱を含んでいました。太陽って、すごい。
そりゃもうブース飛び出しちゃうでしょ。
せっかくのサンライズ、直に浴びねばもったいない。
美しかった。強風にあおられつつ、ひたすら眺めました。
まとめ
マウイ島ハレアカラは、日中も夜明けも実に絶景でした。
雲の海とはよく言ったもの。ここまで見事な雲海を見たのは初めてでした。
日の出の燃えるような赤も忘れられない。
ハワイ島マウナケアより気軽に訪れやすいのも、うれしいポイント。
入場チケットの有効期間(3日)をフルに使って、サンライズ、サンセット、トレッキングなど、ハレアカラを満喫し尽くすのもおもしろいと思います。
(おわり)
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