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【アメリカ】ややハードだけど癒される「カセドラル・ロック」セドナ

セドナの4大ボルテックスの一つ、カセドラル・ロックのトレッキング・レポートをば。
4大ボルテックスについての、ざっくり解説は以下の記事にまとめました。

(関連記事)地球のパワー渦まく、セドナの4大ボルテックス

カセドラル・ロックはどこにある?

さて、カセドラル・ロックの場所はこちらです。

トレイルヘッドに小さな駐車場があります。車で来たらまずここへ。
この駐車場のすぐ脇がカセドラル・ロックへのトレッキングルートの入り口になっているので、車を停めたら早速トレッキングスタートです。

ただ、セドナ全般に言える事なのだけど、あらゆる駐車場が小さい。
ここも20台ほどのスペースしかない
カセドラル・ロックはセドナへ来た人がほぼ100%訪れるであろう人気スポットなので(セドナに来てここを訪れない人がいたら、なんか逆にすごいと思う)、とかくすぐに駐車場が満車になってしまいがちです。
できれば午前中の早い時間に訪れて、駐車場を確保するのが良いと思われます。

レッド・ロック・パスなるもの

なお、駐車場は一応有料だったりします。
レッド・ロック・パスなるチケットの販売機が片隅に設置してあります。

その販売機で、車1台につき5ドル/日のチケットを買ってダッシュボードに置いておくシステム。1週間パスだと15ドルです。

このレッド・ロック・パス、他の有料ポイント(ベルロックやボイントンキャニオンの駐車場など)でも使用できるので、利用日数に合わせて1枚買ってダッシュボードに置きっぱなしにしておくと便利です。

が、チケットの有無をチェックする人が駐車場に常駐しているわけではないので、正直なところ買わなくても駐車は可能。
だけどこのレッド・ロック・パスの売り上げは、セドナの景観や環境保護のために使用されるそうなので、ぜひ真面目に購入したいところであります。

余談ですが、こんなレア体験も

ちなみに2013年10月に滞在した際、オバマケアがらみで米政府がもめて予算が立たず、政府機関が閉鎖した一件がありまして、その影響でなんか知らんがレッド・ロック・パスもフリーになっていました。(入場はできたのでラッキーだった。)
政府閉鎖中に「化石の森国立公園」へ行ってみると、入園不可でした。
「キャニオン・デ・シェイ国定公園」は入園できたものの、園内のあらゆる施設(ビジターセンターなど)が閉まっていました。勝手に入って見てこい状態。

(関連記事)【アメリカ】蜘蛛女が鎮座する「スパイダーロック」キャニオン・デ・シェイ

グランドキャニオンなんかも閉鎖されたとニュースでやっていたので、その時期は国立系の公園は根こそぎ閉まっていたんでしょうね。
そういう事もあるようで。とんだレア体験。

いよいよトレッキング、スタート!

入り口からゴールまでは、片道だいたい1時間ぐらいでしょうか。(運動不足のアラサー女調べ)
ただ、道中けっこうハードな登り道があったりします。
ここ? 登るの? よじ登るの? みたいなところとか。

普段そういうアクティブな事しないもんで、実際そういう場所に差し掛かって「え、わたし大丈夫?」と不安になりましたが、案外いけました。大丈夫です。

途中で心折れて引き返そうとしていたファミリー(60代ぐらいのご夫婦とその息子さん夫婦)と出会ったことがあります。
私は数度目のカセドラル・ロックだったので、先輩ヅラして「大丈夫、もうすぐゴールですよ、がんばって」と鼓舞しながら彼らを追い抜かし、どや顔で岩場を登ってその場を後にしました。ヒロイック(自賛)。

事実、その後ゴールで彼らと再会し、ものすごく感謝されたのですよ。
いやあ、あそこで引き返さなくてよかったよー、と。
こうやって、道中で出会った人と鼓舞し合いつつゴールを目指すのもまた、トレッキングの醍醐味ですよね。うむ。

まあ、そんなわけで、けっこうハードな工程ですが、案外いけます。
道々の景色も美しいので、休憩をマメに挟みながら1.5〜2時間ぐらいかけてのんびり登るのもいいかもしれません。
どうしてもしんどかったら、無理せず引き返してくださいね。無理しないの、大事です。

ゴール到着、眺めはもちろん最高

そんなこんなで辿り着いたゴール、絶景でございます。
疲れが一気に吹っ飛ぶ、最高の眺めです。

左右にまだ岩がそびえ立っておりますが、一応ここがゴール。
「エンド・オブ・トレイル」の看板立ってます。

かつて、こんなやんちゃな青年を見かけたこともあります。

「劇団エグザイルのホニャホニャっす!」と自己紹介されておられました。
名前忘れた。有名なのかな。撮影なのかな。すみません、エグザイルって劇団とかあるの?レベルの知識しかなくて。

こんな「映え」な写真も撮れちゃいまっせ。

これ、ものすごく怖いもの知らず感ありますが、実際はわりと足場しっかりめの場所です。見た目より全然怖くない。

まあまあしんどいコースを登ってきたせいもあって、毎度ゴールに着いたらテンション2割増ぐらいになるのですよ、私。
だからもう、写真撮りまくり。いろんな人にしゃべりかけまくり。
うっとおしさも2割増になります。出会ってしまったひと、ごめんなさい。
しばらくすると気が済んで、おとなしくなりますから。

カセドラル・ロックをめいっぱい楽しむ

サンセットの時間なら、こんな旅人感満載の写真も。
金曜ロードショーのOP思い出します。夕焼けとシルエットな感じ。

この時、誰かが夕陽に向かって「さんきゅーーーーーう!」と吠えたので、私たちも負けじと吠えました。「ありがとーーーーーう!」
夕陽に包まれると、心がピースフルになりますね。幸せな瞬間でした。

陽が落ちる刹那、地平線が青く滲みました。
これって地球の影なんですって。

どういう理屈かピンとこないのだけど、ともあれ美しいのです。
地球って星だったな、そういえば。とにわかに思い出しました。

なお、サンセットを目指して登頂すると、帰りは真っ暗になってしまいます。
ルートにはもちろん街灯めいたものはないので、けっこう危険です。
なので、私たちはガイドさんに案内してもらいました。

セドナでおなじみ、老舗ガイドナナさんのホームページ
(毎度お世話になってます。)

ナナさんの裏カセドラルツアーもおすすめです。
通常のルートではなく、裏道を通ってゴールを目指すツアーです。

岩場をぬって登っていきます。
ちょっと違った角度からカセドラル・ロックの風景が見られて、これまた絶景。
途中、岩陰で寝転がってウトウトしたり。

招き猫な岩もあったりして。

初カセドラル・ロックの方も、いきなり裏ルートから攻めるのもアリかもしれません。ついでにサンセットの時間にすれば一石二鳥
これから行かれる方は、ガイドツアーもご一考ください。(あ、回し者ではありません)

カセドラル・ロックまとめ

のんびり登って、景色をのんびり堪能して、のんびり降りてくるという終始のんびり仕様で、いつもざっくり所要3〜4時間ぐらいかけて楽しんでいます。

個人的には、4大ボルテックスの中で一番好きな場所がここ。
そこそこしんどいのだけど、ゴールですべてチャラになり、あげくお釣りがくるぐらいピースフルな気分になれます。

なお、カセドラル・ロックのボルテックスは女性性を帯びているそうです。
女性性を象徴するのは、「受容の心」「調和の心」「共感の心」「優しさ」「柔軟性」など。
確かにカセドラル・ロックを登ると、母性のような優しさに包まれる気がします。
また、女性性のパワーが欠けている時には、それらを補うために本能がカセドラル・ロックを求めるのだという話も。
ふむ。毎度カセドラル・ロックに惹かれる私の女性性、どうなってるんでしょうか。欠けがちなのか。まあいいか。

セドナ滞在日程がタイトで、訪れるボルテックスを取捨選択せざるをえない方には、カセドラル・ロックをおすすめしたいです。個人的に。好きなので。はい。
(おわり)


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  • この記事を書いた人
絶景ライター あゆ

絶景ライター あゆ

絶景フェチ目線の旅情報とリポートをお届けしています。 ハワイ、セドナ、アメリカ南西部、アジアに行きがち。 海、砂漠、荒野など、ひろーい場所が好きです。

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