「ガーデンアイランド」と称されるカウアイ島。なるほどたしかに青々とした緑が一面を覆っていて、なんとも美しい島でした。
素朴でのどかで牧歌的な風景がそこかしこに広がっていましたが、ことワイメア・キャニオンから望む光景は、実にダイナミックでパノラミックで、すこぶる爽快でした。感動。
ワイメア・キャニオンの絶景は、展望ポイントからすぐに眺めることができるのだけど、谷へ降りるトレッキングコースがいくつかありまして。
せっかくなので、ちょいとトレッキングにも挑戦してみました。
まずは、ワイメアの町の「イシハラ・マーケット」でお弁当をゲット。
ワイメア・キャニオン州立公園はこちら。
私が泊まっていたカラヘオの町からは、車で45分弱です。
ちなみにリフエ空港からは1時間ちょっと。
山道へ突入する手前にワイメアの町があります。
ガソリンスタンドもあるので補給も可。
私はトレッキングに備えてお昼ご飯を調達しました。立ち寄ったのは「イシハラ・マーケット」。
これまた素朴で素敵なスーパー。お弁当(Bento)がたくさんありました(ゲットしたお弁当の写真は後ほど)。
イシハラ・マーケットのポキが絶品と聞いて、帰りにまた寄って買うつもりだったのだけど、帰りはHP(ヒットポイント)5ぐらいしか残っておらず、立ち寄る覇気がありませんでした。次回こそぜひ。
駐車場から歩いてすぐ。さくっと大絶景が楽しめるワイメア・キャニオン。
ワイメアの町から山道へ入り、30分ぐらいで「ワイメア・キャニオン展望台」に到着。
駐車場に露店が出ていたりもしました。公衆トイレもありましたよ(キレイではないが)。
駐車場から歩いてまもなく。すぐさま大絶景が広がっていました。
「太平洋のグランドキャニオン」とも呼ばれるワイメア・キャニオン。
いやはや納得。緑色のグランドキャニオンといった佇まいです。圧巻。
ちなみにグランドキャニオンは、こんな感じ。
こんなに手軽に絶景が拝めてよいのだろうか。なんかすみません。
ハワイも含めてアメリカの絶景は、だいたい車で近くまで行けがち。それが良い悪いは別として、我々旅行者にとっては非常にありがたい事です。
絶景を日常的に楽しみたいという欲求が、アメリカ人にとってデフォルトだという事でもあるのかと。そこんとこ共感できます。
ともあれ、ありがとう。サンクス、エニウェイ。
さらなる絶景が待っている、コケエ州立公園。
ワイメアキャニオン州立公園を過ぎて、さらに20分ほど車を走らせると「コケエ州立公園」に入ります。もう全部ひっくるめて「ワイメアキャニオン州立公園」でよくない?と思ったのだけど、別々にする理由が何かあるんでしょね。地形的なアレかな。分かりませんが。
コケエ州立公園の一番奥に「プウオキラ展望台」、そのちょっと手前に「カララウ展望台」がありました。
どーん。圧巻。ガーデンアイランドたる由縁の緑と、海のコバルトブルーが映え倒しております。この日のお天気がまた絶好の展望日和で、これ以上ないぐらいの鮮やかさでした。
眼下に広がるナパリ・コースト。
カウアイときたら一番に浮かぶのがナパリ・コーストです。この景色。これが見たかった。
ちなみに、ナパリ・コーストのドラマチックな地形を空や海から楽しめるツアーもあります。優雅ですね。いいのう。
ヘリコプター遊覧飛行 ワイメア渓谷+ナ・パリ・コースト<リフエ空港発/英語ガイド> - VELTRAナ・パリ・コースト サンセットディナークルーズ 運がよければイルカに会えるかも!<エレエレ地区/夕食・飲み放題付き> - VELTRA
お日柄にも恵まれて、大、大、大満足。
さてさて。ここでワイメアキャニオンを後にするのは、時間的にもまだ早い。
というわけで、数あるトレッキングコースの中の一つ、「アワアワプヒ・トレイル」に挑戦してみることにしました。
完全に名前の響きで選んだコース。小学生か。
片道1時間半。ひたすら下る往路とひたすら登る復路の「アワアワプヒ・トレイル」。
名前のかわいい「アワアワプヒ・トレイル」。何度も言いたいアワアワプヒ・トレイルは、カララウ展望台から少し南に下ったところにあります。
人気のトレッキングコースのようで、入り口前の駐車場はいっぱい。
なんとか止めるスペースを見つけて滑り込みました。
ちなみに時間はお昼11時過ぎ。ちょうど混む時間帯だったのかしら。
看板にはゴールまで3.25マイル(およそ5.2キロ)とある。Googleマップ先輩は、片道1時間半ぐらいとおっしゃる。
セドナやアリゾナで片道2時間前後のトレッキングを何度も経験したことがあるので、3.25マイル?片道1時間半?余裕っしょ。とすら思った。コースに足を踏み入れるまでは。
結論。ごめん甘かった。めちゃくちゃしんどかったよ。汗出し切ってカラカラになりました。
まず、道がぬかるんでいる。そして平坦なところがひとつもない。
あげく往路はひたすら下る一方。下りだからちょっとは楽かな、と思ったら大間違い。泥々の水たまりや、むき出しの木の根を避けながら、うんとこどっこい下っているうちに膝が痛くなってきました。やはり下りは膝にくる。
あと、終始道が狭くて、中には草木をぬって進むようなゾーンもあるので、すり傷など防止のために袖ありの服がいいと思います。
ちなみに私は半袖Tシャツに長袖パーカーをはおり、下はくるぶしまであるスパッツと短パンといういでたちで挑みました。本気出し過ぎかな、とも思いましたが結果的にちょうどよかったです。
ゴールに待ち受けるドラマチックな絶景。お弁当も倍増しで美味しい。
まだかな、まだだな、あとどれぐらいかな、もう帰ろうかな。
そんな問答を繰り返し、5分進むごとにGoogleマップで位置確認しながら下ること1時間半。
ついにゴーーール。
ちょうどいい感じに眺望が隠れております。
この茂みの向こうに大絶景が。
どかーーーん。なんとドラマチック。
しんどさが一気に吹き飛びました。ゴージャスな眺め。
私の両膝はもうゲラゲラに笑っていましたが、それでもやっぱり来てよかった。
まあ、日頃運動される方なら、ここまでしんどくはないのかもしれません。事実、写真にも写っているとおり、中学生ぐらいの少年少女も訪れていたので。
道の脇に腰を下ろして、イシハラ・マーケットで買ったお弁当を食べました。
フライドチキン&魚のフライが白ご飯の上に敷き詰められた、アラフォーらしからぬやんちゃなお弁当。
これがもう素朴で、しっかり美味しくて、パクパク一気に完食しました。
食べ終えて、ひと息。
ふう。これからまた1時間半かけて戻るのか。しかも今度は終始登りだな。誰か迎えに来てくれないかな。おんぶしてくれないかな。くれるわけないよな。
考えるだけ無駄でした。気合入れ直して戻るしかありません。
帰路、めちゃくちゃ疲れました。身体中の汗がぜんぶ流れ出た気がします。
ちなみに18oz(530mlぐらい)の水筒に水をいっぱい入れて行きましたが、駐車場まで残り4/1ぐらいのところで飲み尽くしてしまいました。ちびちび飲んでたにも関わらず。
水は1リットルぐらいは持参した方が絶対よいです。なんならもっと。ぐびぐび飲めるぐらいに。
まとめ。景色を楽しむだけならトレッキングは不要だけど、思い出を作るならぜひトレッキングを。
そう、そうなのです。各展望台からの眺望がスペクタクルなので、さくっと堪能して、さくっと立ち去るだけでも充分満足できると思います。
が、トレッキングでひと汗ふた汗かくと、ワイメア・キャニオンがよりいっそう思い出深くなると思うのです。
今回、名前のかわいさだけで決めた「アワアワプヒ・トレイル」でしたが、他にもいくつかコースがあって、それぞれ所要時間も異なるので、スケジュールに合わせてトレッキングを組み込んでみるっていうのも、一考の余地ありかと。
私自身はぜひまたチャレンジしたいと思っております。
他のコースもぜひ。「アワアワプヒ・トレイル」リピートもありです。
もしアワアワプヒを再訪するなら、ぜひまたゴールでイシハラ・マーケットのお弁当食べたい。
そして次回は余力を残して、帰りにぜひポキをば。
なお、コケエ州立公園入り口のロッジに売店があって、軽く飲食もできるし、お土産も買えます。もちろんトイレもあります。
トレッキングで多少疲れても、ここで涼めるので安心ですね。
(おわり)
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