ホノルルに住む友人が、車でマカプウ灯台へ連れて行ってくれました。
オアフ島東端マカプウ岬に、片道45分程度の初心者向け(ビーサン可)トレッキングコースがありまして。
たしか日曜の朝10時頃には着いたと思うのだけど、駐車場は既に満車。しかたなく駐車場へ続く道の路肩に停めることに。路肩ももうほとんどいっぱいで、結果、かなり大通り(72号線)寄りに駐車することになりました。
ええ、お察しのとおり、これがタイトルの「車上荒らし」事件の伏線であります。まあ、その話はまた後ほど。
マカプウ・ライトハウス・トレックを歩く。
行きはひたすらゆるやかな上り坂。舗装されているのでビーサンでも歩けるぐらいの難易度なのだけど、日頃の運動不足がじわじわたたる。汗だく。ぜーはー。

しかしお日柄もよく、道中の景色は実に爽快でありました。

ちなみに11月〜4月はクジラが見れる事もあるそうですが、見れーず。
ハワイ沖にやって来るクジラの絶対数も減っているらしいですし。No more 温暖化。

ぜーはー言いつつゴールに到着。青一色の大パノラマ。疲れも吹っ飛びます。
景色をしばし楽しんだら、来た道を戻って、今回のメインイベント「マカプウ・タイドプール(潮溜まり)」へレッツゴー。
気合を入れ直して、目指すは崖の下のタイドプール(潮溜まり)。
トレイルの途中に崖を降りていけるポイントがあります。看板めいたものは確かなかったと思う。あったかな。ついこないだの事なのに、うろ覚え。
でも、「ああ、ここか」って分かる程度の印はあったと思います。
ちなみにタイドプールはこの辺り。
見下ろせば、崖。その先に潮溜まりがチラリ。

写真だと距離感がいまいち伝わらないね。これ、けっこう遠いんですよ。潮溜まりまで所要約30分。足場は悪いし、日陰はないし。
これ、帰り、大変なことになるよね絶対。
とか思ったら負けです。
帰りに崖をよじ登ることになるであろう事は1ミリも考えてはいけません。「タイドプールタイドプールわっしょいわっしょい」と唱えながら降りて行くのみです。

じわじわ潮溜まりが近づいてきて。
ついに到着。

けっこうにぎにぎしてました。
それにしても、これまた爽快な眺め。何はともあれ水着になって飛び込みました。気持ちよかったー。お魚もけっこういたー。楽しかったー。
私たちはビーサンでしたが、岩場だし、プールの中にはウニもけっこういたので、シュノーケルシューズなんかがあればベストかと思います。
帰り際には、こんなカップルとすれ違いました。

ほぼ垂直の岩場を、ピンクのフロート片手に降りてゆく人たち。まあまあ風も吹いてたのに。この人、フロート担いで崖降り選手権世界一の人かな。
ともあれ、楽しそうな事に全力を注入する心意気、リスペクト。
たっぷり遊んで戻ってみたら、まさかの車上荒らし。
たっぷり遊んだ後、ふたたび崖を登って元のトレッキングルートに帰還。
楽しかったねー、さて帰ろうかー。と、駐車場に戻ってみると。
てってれーー。

後部座席の窓ガラス、粉々になってました。ひー。おーまいがっ。
友人(英語ぺらぺら)がケータイでポリスを呼んだら、5分ぐらいで駆けつけてくれました。
幸い、私物はまったく盗まれておらず。トランクに積んでいた友人のPCを持っていかれてしまいました。おおお...orz。
車上荒らしの話はよく聞いていたけれど、まさか自分たちが被害に合うとは。
たぶん、大通りの近くに長時間停めていたのが良くなかったんでしょうね。観光地あなどるなかれ。よい教訓となりました。
ポリスが粉々のガラスを全部外して、代わりにセーフウェイのビニール袋を貼り付けてくれました。

ふ、ふふふ。車上荒らし被害丸出し。
車走らせると、これが風になびいてバタバタバタバタうるさいの。
ふふ、うふふふ。不思議な笑いが込み上げてくるのは何故だろうね。
帰りの車中、友人も私も、よく分からないテンションになってニヤついていたのでした。
いやあ、やっぱりあるんですね。車上荒らし。
目の届かないところに長時間停めない、大通り沿いは危ない、セーフウェイの袋貼ったらうるさい。
身にしみました。みなさんもお気をつけて。
(おわり)

