いざ、レンタカーの貸し出し手続き
空港からレンタカーを利用する場合は、何はともあれ空港のレンタカー営業所へ向かいましょう。
たいてい空港内や近辺に各レンタカー営業所の集まる場所があり、空港内に「Car Rental」などと書かれた掲示案内があるはずです。
空港によっては営業所が少し離れたところにあって、専用のシャトルバスで移動する場合もあります。
いずれにせよ掲示があるはずなので、掲示に従いましょう。
予約した会社のカウンターで「Checkout, please.(チェックアウトお願いします)」と言えば、手続きをしてくれます。ホテルはチェックインですが、レンタカーはチェックアウトなのでご注意を。
予約時にプリントアウトした予約票や使用したクレジットカード、パスポート、免許証などを見せるよう言われますので、言われるとおりに提示してください。
手続きの際に追加オプションなどを勧めてくる事がありますが、不要の場合は「No, thank you.(けっこうです)」でお断りしましょう。あくまでもにこやかに。「Thank you, but I'm OK.(ありがとう、でもけっこうです)」も使えます。
最後にサインをして、契約書類を受け取って手続き終了。
日本のレンタカー会社のようにここでキーを渡されるケースもありますが、アメリカ本土は指定の駐車場で好きな車を選ぶケースが多いです。
「あなたはAのエリアで車を選んでねー」みたいに言われるので、とりあえずどこのエリアなのかだけしっかり聞き取って、指定エリアに向かいましょう。そのエリアに予約したクラスの車がまとめて停めてあるはずです。
エリア内の車を色々見比べて、レンタルする車を選びましょう。この場合、車には既にキーが挿さっています。車を決めたら、荷物を積み込んで自由にレッツゴーです。
駐車場を出る際に、ゲートで出庫手続きがあります。係員に契約書類を渡すとチャチャっと手続きをしてくれるので、これでようやくレンタル開始。
アメリカは左ハンドル右側通行
左ハンドル&右側通行に最初は緊張しますが、しばらく運転するうちに案外すんなり慣れますので大丈夫です。
ウインカーと間違えてワイパーを出しちゃう(またはその逆)のはお約束。「いや、日本と逆だから間違っちゃうんだよー」とか言ってワイワイなるのは儀式みたいなもんなので、それも含めて楽しんでください。
慣れるまでの間、特に気をつけたいのは以下。
- 右折時・左折時(進行する車線が日本とは逆なので混乱しやすい。)
- 赤信号でも右折OK(一時停止して車が来ていなければ赤信号でも右折してOK。)
- 2車線以上ある道路では、一番右側が走行車線で左が追い越し車線(日本と逆。)
赤信号でも右折OKのルールは合理的ですよね。日本も導入してほしい。ただし「NO TURN ON RED」(赤信号右折禁止)の標識があるところでは、青にならないと右折してはいけませんのでご注意を。
その他、アメリカの交通ルールはコチラの記事(「迷いやすい・間違えやすいアメリカの交通ルールを15個まとめてみた(1)」- JungleCity.com)が詳しいです。車に乗る前にしっかり確認しておくと安心かと思います。
ガソリンスタンドで給油しよう
給油はシステムさえ分かれば簡単です。
まず、空いている給油スペースの前に停車して、エンジンを止めるところまでは日本と一緒。
自分が使用するポンプの番号(分かりやすく大きく書いてあります)を覚えて、スタンド内の店舗に行きます。この時、車はちゃんと施錠しておきましょう。わずかな時間でも警戒は怠らないように。
店内はちょっとしたお菓子やドリンク、雑誌などが売っているコンビニのようなところなので、ついでに何か買うのもアリです。
そのレジで店員さんに「ポンプの番号」と「ガソリンをいくら分入れたいのか」を伝え、金額を支払います。例えば4番のポンプで20ドル分ガソリンを入れたい場合は「20 on 4, please.(4番に20ドル分お願いします)」。3番で満タン入れたい場合は「Fill up on 3, please.(3番を満タンでお願いします)」です。満タンの場合は多めに支払っておき、給油後にまた戻ってきてお釣りをもらいます。
支払いには日本で発行したクレジットカードも使用できます。英語での伝え方は一緒。カードで支払った場合は、お釣りが出た際も取りに戻らなくて大丈夫です(ちゃんと使用した分だけ引き落とされる)。
支払いが済んだらポンプに戻り、ノズルを給油口に差し込んで、給油スタート。
ガソリンの種類はいくつかありますが、日本でいうところのレギュラーは「Regular」もしくは「Unleaded」なので、そのボタンを押しましょう。
この時、ボタンを押すと給油が開始されますが、古いタイプのスタンドではノズルスタンドのレバーを上げないと給油が開始されない事もありますので、ボタンを押しても給油が始まらない場合はレバーをガチャンと上げてみてください。
給油が終わったらポンプをスタンドに戻して終わりです。
現金で支払ってお釣りが出た時は、ふたたびお店に戻ってお釣りをもらいましょう。7番でお釣りをもらいたい場合は「Change on 7, please.(7番のお釣りをください)」。
ちなみに「Can I get」をつけるとさらにいい感じですよ。「Can I get 20 on 4, please?」「Can I get change on 7, please?」
最後はレンタカーの返却
レンタカーの返却はさらに簡単。
空港に近づくと必ず「Rental Car Return」の掲示案内が出てきますので、案内に従って進めば営業所の返却場所にたどり着くはずです。
車を停めた後は特に何をするわけでもなく、バーコードなどで入庫の手続きがされて返却終了。
旅の間にお土産などの荷物も増えているでしょうし、サングラスやスマホなどをドリンクホルダーなんかに置いていたりしがちなので、忘れ物がないようくれぐれもお気をつけくださいね。
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レンタカーがあれば旅の自由度はググッと高まります。
グランドサークルなどの大自然を巡る旅では、旅程の大部分がひたすらまっすぐフリーウェイを走るだけだったりもするので、案外運転しやすいですよ。(眠気対策は忘れずに。)
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